内科・呼吸器内科・消化器内科・アレルギー科
医療法人社団桑久会 久瀬クリニック
三重県桑名市東方232

TEL: 0594-22-0800

診療のご案内

診療科目

診療内容

内科一般

  • 風邪、新型コロナ感染症、インフルエンザ、肺炎、気管支炎、胃腸炎などの感染症
  • 生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)、メタボリックシンドロームの治療と生活指導
  • 漢方処方

呼吸器内科

など

消化器内科

  • 腹痛、腹部不快、下痢などの症状

  • 肝炎ウィルス検査

 当院は、令和7年度三重県肝炎ウイルス検査事業の委託を受けております。B型肝炎・C型肝炎は、感染していても自覚症状がないことが多く、気づかないうちに肝臓の炎症が進んで慢性肝炎となり、さらに放置すると肝硬変や肝がんへと進行していくこともあります。

 検査は採血で行い、検査結果は1週間ほどで出ます。また、検査は本人負担なし(無料)で行えます。早期発見、早期治療のために、肝炎ウイルス検査を受けましょう。

 対象者は、三重県内にお住まいの方で、肝炎ウイルス検査を受けたことがない方です。

 検査の受付期間は令和7年4月1日からで、予約は不要です。

  • 肝機能検査異常

血液内科

 血液内科の診療、治療の場所は総合病院、大病院が主体となっていますが、当院はクリニックですので、予約や紹介状がなくても血液内科の相談窓口として受診できます。

 検査や健診で血液異常を指摘された方、貧血がないか気になる方など、お気軽にご相談ください。

 血液内科は院長が対応いたしますが、火曜日の午後のみ不在ですので、そのほかの時間帯に受診をお願いいたします。




鉄欠乏性貧血、特にアスリートの貧血

 鉄欠乏性貧血は,体に貯蔵されている鉄分が不足することで赤血球が作られなくなって起こる貧血です。

 アスリートに起こる鉄欠乏性貧血についてときどき相談があります。長距離走、サッカー、バレーボールなど比較的ハードなスポーツを継続して行なっている方によくみられます。身体の成長に伴い鉄の需要が増える成長期の方に多くみられます。また、月経の影響があるため女性がよりなりやすいといった特徴もあります。

 競技にて以前のようなパフォーマンスができない理由は気合不足、練習不足ではなく実は貧血だったということがわりとあります。

 鉄分の補充方法としては、食べ物やサプリメントもありますが、貧血の回復のためには薬剤を用いるのが効果的です。


アレルギー科

 気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚炎などアレルギー性疾患全般の診療を行っております。

 愛知県アレルギー疾患医療拠点病院である藤田医科大学ばんたね病院と連携をとっております。特別な検査などが必要な場合や重症例は同院へ相談、紹介しております。

◎ アレルギー性鼻炎


 花粉症、鼻炎かなと感じたときは、放置せず受診しましょう。アレルギー性鼻炎は日常生活や喘息などほかのアレルギー疾患に影響を及ぼすこともよくありますので、治療をすることがとても大事です。

 問診、採血検査にて原因となるアレルギー物質を特定しましょう。そのうえで、じっくり相談のうえ、治療法を選択しましょう。

 アレルギー性鼻炎の治療についてはこちら

◎ アレルギーの採血検査(アレルギー症状があれば保険適応です。)


1)アレルギー検査(RAST)

 アレルギーの原因となる物質を特定するための採血検査です。

 項目物質、項目数は自由に選べます。お困りの症状、検査を希望される内容を伺いながら項目を選んでいきます。

 1項目あたり3割負担で330円です。1回に13項目まで検査できます。別途判断料、診察料がかかります。

 症状に合わせた検査セットもあります。

 例:鼻炎セット10項目(ヤケヒョウヒダニ、スギ、ガ、ヨモギ、カビ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ハンノキ、ゴキブリ)



2)アレルギー検査(view39)

 39項目一度に調べることができます。決まったセットの為項目は決まっており、細かく選べませんので、1)の検査の方をお勧めすることが多いです。

 3割負担で4290円です。別途判断料、診察料がかかります。                                                                  

(サーモフィッシャーダイアグノスティックス社の検査を利用しております。)

3) 花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome, PFAS)

 花粉症に合併する食物アレルギーです。花粉症の原因物質と似た物質が果物などの食物に含まれているため起こります。

 果物、野菜を食べた後に、唇、口、のどなどにイガイガ感やかゆみ、腫れなどを引き起こします。症状は、食物摂取直後から1時間以内に口周辺に現れることが多く、全身に症状が現れることもあります。口腔アレルギー症候群とも呼ばれています。

 このようなアレルギーを引き起こす代表的な花粉と、関連する食物は以下の表のとおりです。これらの花粉症をもつ人が、関連のある果物や野菜を生で摂取することで症状があらわれます。

 問診や採血検査で診断します。

(サーモフィッシャーダイアグノスティックス社の図表を使用しております。)

4) 動物アレルギーの検査

 RAST検査を利用します。

イヌ・ネコ・うさぎのようなペットの皮膚、フケ、唾液に対してアレルギーがある場合、咳や喘息、目のかゆみ、ペットと接した部分の皮膚がかゆくなるなどの症状が出ることがあります。

これらの症状はペットを飼うのをやめればよくなりますが、ペットは家族の一員となっていることも多く、簡単な話ではありません。

ペットのアレルギーが疑わしい時は検査を行い、ペットのアレルギーということであれば、その対応方法や治療について一緒に考えていきます。

 

 当院で検査ができる動物には以下のようなものがあります。採血を行い検査します。

猫、犬、セキセイインコ、モルモット、ハムスター、ラット、マウス、馬、牛、ヤギ、ヒツジ、ウサギ、豚、ニワトリ、ガチョウ、アヒル

 

 牧草のチモシー(=オオアワガエリ、イネ科植物)はウサギやモルモットの餌として販売されていますが、これがアレルギーの原因となることもあります。オオアワガエリのアレルギーも採血で調べることができます。


5)ハチのアレルギー検査(予防のために検査するときは保険が適応されません)

 RAST検査を利用します。

 ハチに刺されても局所の反応だけで済む人がほとんどですが、中にはハチに刺されると極めて強い反応が起こり、嘔吐・寒気・全身のじんましんといった全身症状から、呼吸困難や意識障害などのショック症状が現れる人がいます。

 ハチ刺されによる全身症状(アナフィラキシー)の多くは、主にハチ毒に対するIgE抗体を介したI型アレルギー反応によって引き起こされます。当院では、ハチのアレルギーの検査をおこなっています。スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの特異的IgE抗体を測定します。

 アナフィラキシーをおこしたときの対処として、エピペンがあります。


◎ エピペン(アドレナリン自己注射薬)処方

 

 食物・蜂刺され・医薬品アレルギーなどによるアナフィラキシー(全身の急性アレルギー反応)では命を落とす可能性があります。エピペンはアナフィラキシー発作時に最も効果のある治療薬です。当院にて、処方が可能です。

 

 製品の写真はメーカーのヴィアトリスよりお借りしております。

禁煙外来

たばこがやめられないのは、ニコチン依存症という病気のためです。よって一定の条件を満たせば、健康保険を使って禁煙治療を受けられるようになっています。2020年4月からは、「紙巻たばこ」に加えて、「加熱式たばこ」も禁煙治療の対象になりました。

2021年より禁煙の飲み薬(チャンピックス)の流通が止まっていましたが、2025年10月30日より供給が再開されました。飲み薬または貼り薬(ニコチンパッチ)のどちらでも使用することが可能になりました。

患者様の持病、既往、生活スタイルなどを踏まえ、最適な方法を選択していただけます。


下記の条件にすべて該当した場合は、健康保険が適用されます。

・ただちに禁煙しようと考えている。

・スクリーニングテストでニコチン依存症と診断される。

・35歳以上の場合は、(1日の平均喫煙本数)×(喫煙継続年数)が200以上である。

    (35歳未満の場合は、喫煙本数や喫煙年数にかかわらず健康保険適用になります)

・禁煙治療を受けることに文書で同意する。

・過去1年以内に健康保険で禁煙治療を受けていない。


健康診断

 健康診断(雇入時・定期健診・特定健診など)を行っております。午前は11時まで、午後は5時半までに受付をしていただきましたら予約なしで受診できます。掲載していない健康診断はお問い合わせください。

健康診断(雇入時、定期健診など)

◎定期健康診断(労働安全衛生規則第44条に準ずる) 税込4950円

 35歳未満と36歳~39歳が対象です。当日に健康診断書の発行ができます。

 健診項目は、問診・身長・体重・血圧・尿検査・胸部単純撮影・視力です。


◎定期健康診断(労働安全衛生規則第44条に準ずる) 税込9680円

 35歳と40歳以上が対象です。2診療日以降で診断書を発行できます。

 健診項目は、問診・身長・体重・血圧・尿検査・胸部単純撮影・視力・聴力・心電図・血液検査です。

 血液検査項目は、肝機能検査(GOT・GTP・γ-GTP)、脂質検査(HDL・LDLコレステロール、中性脂肪)、貧血検査(赤血球・Hb)、血糖検査です。


◎雇用時健康診断(労働安全衛生規則第43条に準ずる) 税込9680円

 入社前の健康診断です。2診療日以降で診断書を発行できます。

 健診項目は、問診・身長・体重・血圧・尿検査・胸部単純撮影・視力・聴力・心電図・血液検査です。

 血液検査項目は、肝機能検査(GOT・GTP・γ-GTP)、脂質検査(HDL・LDLコレステロール、中性脂肪)、貧血検査(赤血球・Hb)、血糖検査です。


◎問、診察、胸部レントゲンのみの健康診断  税込 4500円

◎問診、診察、検尿のみの健康診断   税込 4100円

◎問診、診察のみの健康診断   税込 4000円



特定健診(桑名市特定健康診査)

メタボリックシンドロームに着目した健診です。生活習慣病(糖尿病・高血圧など)のリスクを早期に発見し、健診結果を踏まえて運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直し、生活習慣病の予防につなげるものです。

桑名市にお住まいで国民健康保険に加入されている4074歳の方が無料で受診できます。対象者には桑名市から案内、受診券が順次郵送されます(令和7年度の桑名市特定健診は11月30日で終了しました)

三重県内近隣の市町村から通院中の方も当院にて健診をお受けいただけます。ご来院の際は、保険証、受診券、質問票をご持参ください。

社会保険にご加入で、40歳~74歳までの方は、健康保険証を発行している健康保険組合に直接お問い合わせください。


後期高齢者健診

後期高齢者医療制度では、生活習慣病の早期発見や介護予防につなげるため、後期高齢者健診が実施されています。

例年831日時点で75歳以上のかたが無料で受診できます。対象者には桑名市から案内、受診券が順次郵送されます(令和7年度の後期高齢者健診は11月30日で終了しました)

三重県内近隣の市町村から通院中の方も当院にて健診をお受けいただけます。ご来院の際は、保険証、受診券、質問票をご持参ください。


予防接種

おとなのワクチン 電話予約をお願いします。

 

 当院では、おとなの、正確には小学生以上の各種ワクチン接種を積極的に行っております。ワクチンで、自分と周りの人を守りましょう。

 幼少時の定期接種の接種漏れなどにも対応いたします。詳しくはお問い合わせください。

 取り扱いワクチン 一覧


妊婦さんのワクチン 電話予約をお願いします。

妊婦さんにワクチンを接種することで、お母さんの抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、出生後の赤ちゃんを守ることができます。

RSウィルス(アブリスボ)百日咳(DPTワクチン)新型コロナウィルスインフルエンザのワクチンは妊娠中に接種できます。

RS、DPTは接種が推奨される週数が決まっており、新型コロナ、インフルエンザは妊娠全期間で接種可能です。

 

取り扱いワクチン一覧

ワクチン名予防接種料金(1回分、自費の場合、消費税込み)
MR(麻疹、風疹)9,500円
おたふくかぜ6,400円
水痘(水ぼうそう)7,800円
成人用肺炎球菌ワクチン(23価、ニューモバックス)7,900円、
(20価、プレペナー20)10,890円
(21価、キャップバックス) 14,000円
帯状疱疹ワクチン(シングリックス)22,000円
帯状疱疹予防水痘ワクチン7,800円
新型コロナワクチン(ファイザー、武田、明治)15,000円
RSワクチン(アレックスビー)26,000円
RSワクチン(アブリスボ)29,000円
子宮頸がんワクチン(定期接種、桑名市の任意接種対象者は無料)(4価 ガーダシル)16,000円、(9価 シルガード)27,000円
季節性インフルエンザ (1回目)3,900円、(2回目)2,800円
破傷風4,400円
A型肝炎ワクチン(国産、エイムゲン)8,000円
B型肝炎ワクチン(国産)6,200円
DPT(ジフテリア、破傷風、百日咳)(国5,000円
狂犬病(国産、ラビピュール)15,000円
日本脳炎(国産、ジェービック)6,000円
不活化ポリオワクチン8,500円




学童の定期接種(取り扱いワクチン一覧) 電話予約をお願いします。

ワクチン 対象者
日本脳炎 2期 9-13歳未満
日本脳炎(特例措置)1期、2期
特例措置の対象者=平成7年4月2日~
平成19年4月1日の間に生まれた方
20歳未満
ジフテリア破傷風混合(DT)2期 11-13歳未満
子宮頸がん
小6~高1相当の女子

 
 

ガーダシル(4価)
シルガード9(9価)



帯状疱疹を予防するワクチン(水痘ワクチン、シングリックス)

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウィルスで起こる皮膚の病気です。体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。合併症として、皮膚症状が治った後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」が知られています。

一度なった人でも、体の免疫機能が低下すると、再びかかる可能性があります。再度かからないように予防接種を行うことは可能です。

50歳以上の方には帯状疱疹の予防接種があります。2種類の予防接種の特徴を表にまとめました。予防効果はシングリックスの方が高いですが、高価で2回接種する必要があります。

令和7年4月1日より、高齢者の定期予防接種に帯状疱疹予防接種が追加されています。

令和7(2025)年度から令和11(2029)年度までの5年間に1人1回、定期接種の機会が設けられます。各年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳を迎える人が対象となります。対象者には自治体から接種券が届きます。


3種混合ワクチンDPT(トリビック):百日咳の予防に

2026/2/2現在 ワクチンが手に入りにくくなっております。電話でご確認ください。

 3種混合ワクチンDPTは百日咳、ジフテリア、破傷風の三つの病気を予防するワクチンです。

 今年は今に至るまで、百日咳が流行しています。2025年に入ってからの累積患者数は、前年1年間の報告数をすでに上回っています。1歳未満の赤ちゃんが感染すると重くなり、死亡のリスクもあります。今年は抗生物質の効きにくい耐性百日咳菌が多いようです。

 百日咳は子どもだけの病気ではなく、大人が軽い咳程度の症状で感染していることも多く、知らないうちに赤ちゃんにうつしてしまうことが多いです。

 妊婦さんにワクチンを接種することで、母体の抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、出生後の赤ちゃんを守ることができます。妊娠27-36週の間に接種されることをお勧めしています。副反応としては接種部位の腫れや発熱などがあります。また同居家族など、乳児に接する人も接種が推奨されます。

 

 3種混合ワクチンDPT(トリビック):5000円


肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス、プレペナー20、キャップバックス)

肺炎は死亡原因の大きな比重を占めている疾患です。

肺炎球菌は肺炎の原因菌として最も多くみられる菌です。肺炎球菌の予防接種として、当院では3種類のワクチンを取り扱っております。

65歳以上の方と肺炎が重症化しやすい持病がある方に接種をお勧めしています。

肺炎球菌には90種類以上の型があります。2013年から小児、2014年から高齢者への定期接種が開始され、検出される肺炎球菌の型にも変化が出てきています。

今までのワクチンに含まれる型は減っており、ワクチンに含まれない型の肺炎球菌が増えています。


21価肺炎球菌ワクチン(キャップバックス)14,000円

2025年10月に発売されました。最近日本で増えてきた型もターゲットに含んだ新しいワクチンです。1回の接種で免疫記憶が残り、長期間予防効果があります。

接種費用の補助はありませんので、自費になります。

20価肺炎球菌ワクチン(プレペナー20) 10,890円

プレペナーは2000年にアメリカで承認されてから、改良を繰り返し、世界中で接種され、肺炎球菌による重症感染を減らすことに大きく貢献したワクチンです。現在の「プレペナー20」は2024年に日本で承認されました。1回の接種で免疫記憶が残り、長期間予防効果があります。

接種費用の補助はありませんので、自費になります。


23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス) 7,900円、桑名市の公費による接種は2500円

65歳の方には、一度だけニューモバックスの接種費用の補助があります(定期接種)。桑名市では65歳の誕生日の翌月に案内が届きます。

ニューモバックスは5年で効果がほぼ消失しますので、追加の接種が必要です。


過去の定期接種で既にニューモバックスを打たれている方は、プレペナー20、またはキャップバックスを追加で接種されるのが良いでしょう。

肺炎球菌ワクチンの接種歴がなく、補助を利用されない方は、接種が1回で済みますので、プレペナー20またはキャップバックスを選択することをお勧めします。


ワクチンは通年接種可能です。



RSウィルスワクチン

RSウィルスは乳幼児の呼吸器感染症を引き起こすウィルスとして有名ですが、生涯にわたって何度でも感染します。

インフルエンザや新型コロナほどには知られていませんが、高齢者や基礎疾患のある方がかかるとインフルエンザより重症化しやすいことがわかっています。

またRSウィルス感染症には特効薬がありません。

2024年に60歳以上の方、または50歳以上の基礎疾患のある方のRSウィルス感染症を予防するワクチン(アレックスビー)、妊娠24~36週の妊婦の方に接種できるワクチン(アブリスボ)が日本でも接種できるようになりました。後者は胎盤を通じて赤ちゃんに移行した抗体により、重症化しやすい時期(生後6か月くらいまで)の赤ちゃんを守ることができます。


RSウィルスワクチン(アレックスビー)  単回投与    26,000

RSウィルスワクチン(アブリスボ)    単回投与    29,000


麻疹、風疹、おたふくかぜ、水ぼうそう :ワクチンと抗体検査

◎風疹

 妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる赤ちゃんが心臓の先天異常、白内障、聴覚障害、知能障害などが生じる先天性風疹症候群になってしまうことがあります。ワクチンで予防することができます。

 十分な免疫を付けるためには、1歳以上で2回の接種が勧められています。

 定期接種の期間を過ぎてしまった方においても、風疹にかかったことがない、風疹を含むワクチンをうけたことがない方は、妊婦さんを守る、胎児の重い合併症をふせぐといった意味で、男性も女性も風疹を含むワクチンを受けておくことが強くすすめられています。

 抗体検査で抗体が十分でない方は、MR(麻疹風疹混合)ワクチンをお勧めしています。


◎麻疹

 麻しんは空気感染、飛沫感染、接触感染など複数の感染経路を有する感染性の極めて強いウイルス感染症です。罹患すると肺炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。

 日本は土着の麻疹ウイルスがいない国ですが、海外から持ち込まれたウィルスによる感染は2024年にも国内で確認されています。

 ワクチンで予防することができます。十分な免疫を付けるためには、1歳以上で2回の接種が勧められています。抗体検査で抗体が十分でない方には、MR(麻疹風疹混合)ワクチンをお勧めしています。


◎おたふくかぜ、水ぼうそう

 子供がかかることが多い疾患ですが、大人になってから感染すると重症化しやすいといわれています。ワクチンで予防することができます。十分な免疫を付けるためには、1歳以上で2回の接種が勧められています。抗体検査で抗体が十分でない方には、それぞれ、おたふくかぜワクチン、水痘ワクチンをお勧めしています。


◎抗体検査

 以前罹った、またはワクチンを接種したことのある方も、長い時間が経過すると様々な感染症に対する免疫が下がっていることがあります。

 当院では、特に以下のような方に、麻疹(はしか)、風疹、おたふく、水痘(みずぼうそう)などの抗体検査をお勧めしています。

 妊娠を希望される女性、そのご家族 (三重県の助成制度があります。) 

 免疫力の低下した基礎疾患のある方、高齢者と接する方 

 医療・児童福祉関係の方、実習に行かれる学生 

 海外渡航される方


 抗体検査は自費診療の扱いです。

 抗体検査費用は、「診察料3000円+測定検査価格の合計」としております。

 麻疹抗体検査、風疹抗体検査、水痘抗体検査、おたふくかぜ抗体検査 各2750円


◎医療従事者、医療系学校に在学中の方へ

 抗体検査、ワクチン接種も各種行っております。日本環境感染学会「医療関係者のためのワクチンガイドライン」に従って対応しております。接種計画を立てるにあたって、母子手帳、今までの抗体検査記録、予防接種記録が有用ですので、可能であれば持参ください。


◎三重県の風疹抗体検査事業

 妊娠を希望する女性、妊娠を希望する女性のパートナー及び同居人、妊婦のパートナーおよび同居人は風疹抗体検査が公費で受けられます。過去の罹患歴、接種歴、抗体検査歴により、対象外となる場合もあります。

 抗体検査で抗体が十分でない方は、MR(麻しん風しん混合)ワクチンをお勧めしています。検査前に保健所で手続きが必要です。


コロナワクチン(令和7年度の定期接種は終了しました)

高齢者や基礎疾患のある方が新型コロナウィルスに感染すると重症化、入院のリスクが高いです。コロナワクチンの感染予防効果は十分ではありませんが、重症化や入院を減らす効果は明らかです。

高齢者、心疾患や肺疾患、糖尿病、免疫力が低下する病気などを抱えている方は、可能であればワクチンを打って重症化予防を行っておくのが良いと考えられます。

また、季節性インフルエンザと重症化率や死亡率を比較すると新型コロナ感染症の方が明らかに高いということが分かってきています。後遺症(罹患後症状)の問題もあります。ただの風邪ではありません。

65歳以上の方に対しては、市町村から接種費用の補助がありますが、国の補助は今年からなくなりましたので、個人負担金は値上がりしています。

今年はファイザー、明治、武田のワクチンを扱います。


◎令和7年度 桑名市 高齢者 新型コロナワクチン定期接種について

接種日において桑名市に住民登録があり、接種当日に満65歳以上の方が対象です。定期接種期間は2025/10/1から2026/1/31までです。期間中1人1回のみの助成があり、自己負担額は4700円です。

◎令和7年度 定期接種対象外の方の新型コロナワクチン接種について

12歳以上対応しております。自己負担額は15000円です。

来院または電話による予約をお願いいたします。


コロナワクチン(ファイザー、mRNAワクチン)

コミナティ®(ファイザー)   

これまでと同じmRNAワクチンです。

世界中で数十億回以上接種されており、当院でもコロナ流行の初期からずっと接種しています。豊富なデータの蓄積があります。

今までファイザーワクチン接種にて大きな副反応がおこらなかった方、今までと同じものが安心という方はこちらを選択していただくのがよいと思われます。


コロナワクチン(明治、mRNAワクチン)

コスタイベ®(明治)  

国産の新型コロナワクチンで、mRNAワクチンです。

今までのmRNAワクチンより、少ない量のワクチンで多くの抗体を産生し、長く効力が持続するというデータがでてきました。

今までのmRNAワクチン(ファイザー製、モデルナ製など)でアナフィラキシーなど強い副反応が出たことがある方は接種できません。

Meiji Seikaファルマ株式会社様のサイト「次世代mRNAワクチン情報サイト」もご参照ください。

1瓶に2人分が入っているという剤型のため、お2人で予約していただき、一緒に来院していただくとスムーズです。おひとりで予約していただく場合は、日程を当方で調整させていただきます。



コロナワクチン(武田、組み換えタンパクワクチン)

ヌバキソビッド®(武田薬品)  

国産のコロナワクチンです。このワクチンは不活化ワクチンの1種であり、B型肝炎ワクチンなどに幅広く使用されている技術を基礎に使用してつくられた、組み換えタンパクワクチンです。

ファイザーワクチンと同様の発症・重症化予防効果がありますが、発熱や倦怠感等の全身性副反応が少ないのが特徴です。

当院ではこのワクチンの前身であるノババックスワクチンを、2022年5月から2023年12月までの定期接種で261人の方に接種させていただいたときに、副反応の少なさを実感しましたので、昨年より導入しております。

ファイザー、モデルナなどのmRNAワクチンで、強い副反応が出た方も、ワクチンのしくみが全く別ですので、安全に接種できることが多いです。

1瓶に2人分が入っているという剤型のため、お2人で予約していただき、一緒に来院していただくとスムーズです。おひとりで予約していただく場合は、日程を当方で調整させていただきます。


インフルエンザ予防接種(令和7年度)終了しました

10-11月中ににワクチンを接種するのがお勧めです。

予防接種を受けていれば絶対にインフルエンザにかからないということではありません。しかしインフルエンザの発病予防に対して一定の効果がありますし、インフルエンザにかかり発病したとしても、重症にならずに済むことが多いです。

症状が軽く済むことで、仕事・学校を長く休むリスクを減らせるほか、高齢の方、乳幼児、持病のある方、妊婦さんなど重症化リスクの高い方への感染拡大防止にもつながります。

65歳以上の方に対しては、市町村から接種費用の補助があります。予約不要です。体調、ご都合の良い日にお越しください。

令和7年度 桑名市 高齢者インフルエンザ定期接種について(終了しました)

接種日において桑名市に住民登録があり、接種当日に満65歳以上の方が対象です。

桑名市の高齢者定期接種は2025/10/1から2026/1/31まで行います期間中1人1回のみの助成があり、自己負担額は1600円です。


◎令和7年度 定期接種対象外の方のインフルエンザワクチン接種について(終了しました)

小学生以上対応しております。自己負担額は1回目 3900円、2回目(医療上必要な方のみ)2800円です。


HPVワクチン(女性への定期接種)

 HPV(ヒトパピローマウィルス)は様々な種類のがんや性感染症を起こすウィルスです。女性の子宮頸がんの原因ウィルスとして知られています。

 HPVワクチンはヒトパピローマウィルスの感染を防ぐ予防接種です。

 定期接種の対象者は、接種は公費(自己負担なし)で受けることができます。

 10代の男女への公費によるHPVワクチンの無償接種を10年以上行っているオーストラリアでは、現在子宮頸がんの発症、死亡が急速に減ってきているそうです。非常に効果の高いワクチンです。

(いなべ総合病院産婦人科 川村真奈美先生より図表をお借りしております)


男子HPVワクチン予防接種(桑名市独自の任意接種制度)

 男子がHPVワクチンの任意予防接種を無料で接種できる制度が、2024年の8月から桑名市ではじまりました。

 HPVワクチンを男性も接種することによって、男性もかかるようながん(咽頭がん、肛門がんなど)や性感染症を予防できます。HPVは性交渉を通じて、パートナーに感染していくため、女性だけでなく男性にもワクチンを接種することによって感染の広がりを防ぐことができます。

 海外ではHPVワクチンは男女とも公費接種となっている国が多いですが、日本では男性に公費接種を行っているのは一部の自治体のみです。接種前に桑名市ホームページまたは市役所窓口での申請が必要です。

 対象者

 接種日において桑名市在住の小学校6年生から高校1年生相当の男子



その他


  • 狂犬病ワクチン(国産ワクチン、ラビピュール) :流行地域へ渡航する前に3回接種(0日目、7日、21日目) 1回15000円


  • B型肝炎ワクチン